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自然塗料の歴史と問題点

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ドイツにおける自然塗料の誕生は1970年代初め、塗料中に含まれる防腐防虫剤、重金属(鉛、クロム)を含む顔料、及び、塗料の溶剤として使用される石油系有機溶剤(トルエン、キシレンなど)が消費者問題化したことに始まりました。
環境共生住宅、健康住宅を志向する場合、2つの理由から塗料が問題になります。第1の理由は、1860年に開発された合成顔料は、地球環境保全の観点から再生不能の資源で、持続的発展の障害となる代表的な化学製品であること。
第2の理由は、塗料が人々の生活に審美的な充足感を提供し、居住空間に大変重要な役割を果たしていますが、同時に居住者、作業者、および、地球環境に対して有機溶剤のVOC(揮発性有機化合物)、添加剤、合成樹脂が直接的、間接的に大きな影響を与えていることです。
自然塗料のコンセプトは、製造に際して、再生可能な原料を使用すること、即ち、問題のある"Hars Chemistry”の石油化学製品に代えて、再生可能な生分解性の、かつ、健康に対して危険性の少ない”Gentle Chemistry”の産物である天然原料を使用することです。
100%天然原料にこだわって、自然塗料を開発する理由は、一般論として化学物質などの石油化学工業を非難する人は多いが、それに代わる方法、物質を提案する人は少ないからです。石油は有限の資源であり、石油瀬巣品でしか応用の出来ない重要な分野のみに使用を限定し、他の代替物質で代用できる分野は循環・再生できる物質を使用するべきです。
塗料を原料により分類すると、表1のようになります。自然塗料は太陽エネルギーによる光合成産物である植物性原料を中心に製造されています。
自然塗料には、石油系有機溶剤に代わり、植物精油であるテレピン油、バルサムテレピン油、オレンジ油などが溶剤として使用されていますが、健康面、環境面で全く問題がない訳ではありません。例えば、テレピン油は、成分として含まれている

 


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