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>オーガニック塗料>FSC審査の10の原則


FSC審査の10の原則

原則1
すべての法律や国際的な取り決め、そしてFSCの原則を守っている
まず当然ですが、関連する国内の法律や国際的な取り決めに従わなければなりません。その上で、FSCの原則を長期間にわたって守ることになります。

原則2
森林を所有する権利や利用する権利が明確になっている
世界には、森林を所有する権利や利用する権利がはっきりしていない地域があります。このような場合、森林を利用して生活している人々と、政府または伐採会社の間に争いが起こることがあります。誰が森林を利用・管理するかを、はっきりと決めることが重要です。

原則3
昔から森に暮らす人々(先住民)の伝統的な権利を尊重している
昔からその土地で暮らし森林を利用し、うまく共存しながら生活してきた人々がたくさんいます。現代の世界では弱者になってしまうことが少なくありませんが先住民の生活や権利を無視した森林開発が行われることがありますが、彼らの伝統的な権利を尊重し、彼らが持つ知恵から学ぶことも大切です。

原則4
地域社会や労働者と良好な関係にある
森林管理が地域に与える影響は、環境のみならず社会や経済にも及びます。また一般的に、森林を管理する仕事には危険がともなう場合が多く見られます。
地域社会に貢献するには森林で働く人に対しても森林の周辺で生活する人に対しても、十分な配慮をした森林管理でなくてはなりません。

原則5
豊かな収穫があり地域からも愛され利用される森である
私達が森から受ける恩恵は、木材だけではなく多種多様です。例えば、豊かな森林から流れる川は水量が一定で、水の中には栄養が含まれます。
この水が海に流れることによって、海が豊かになるのです。私たちは森林がもたらす様々な恵みを認識し、それをいつまでも受けられるよう森林管理をしなければなりません。

原則6
多くの生物が住む豊かな森である
人が森林を利用すると、その森林の「豊かさ」が失われることがあります。逆に人が利用することで「豊かさ」が増すこともあります。人が森林を利用しながら森林の「豊かさ」を保持するためには注意しなければならない点がいくつもあります。

原則7
調査された基礎データに基づき森林管理が計画的に実行されている
長期間にわたって森林を管理していくためには、しっかりした計画を立てなければなりません。その計画がきちんと文章で示されていること、計画にそって実際の管理が行われていることも重要です。さらに、定期的に計画を見直し、状況に応じて改善することが大切です。

原則8
適切に森林管理を行っているかどうかを定期的にチェックしている
森林管理は、まず計画を立てて、その計画を実行していきます。
計画の実効性を確かめるためには、定期的なチェックが欠かせません。

原則9
貴重な自然の森を守っている
私達は、その森林が持つ「豊かさ」を維持し、高めていかなくてはなりません。
特に保護する価値の高い貴重な森林については、細心の注意を払う必要があります。

原則10
人口林の形成が自然の森に影響を及ぼしていない
人工林(植林)は、林産物の需要に積極的にこたえるとともに、地域社会に貢献するものでなくてはなりません。
同時に、自然の森の保全や復元に貢献するものでなくてはなりません。


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